社交的にタンゴを踊る方法を学ぶのは容易いことではありません。
特に振り付けコレオグラフされたものを記憶して再現するのとは異なります。
いくら記憶だけしてもできるようにはならないのです。
ミロンゲーロたちの踊りは
即興で音楽を解釈して自分のボディラングイジで
その解釈を相手とキャッチボールして
動きに体現していく、とっても複雑で繊細なものです。
昔昔はミロンゲーロ、ミロンゲーラ達は
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん
いとこ、おじさん、おばさん、お友達
などから、直接相手と踊って練習することにより、
また、さらに、上手なダンサーたちが踊るミロンガで
その踊り方と振る舞いを見て覚えて勉強してきました。
私たち現代にいきる日本人にはそれができないので、
タンゴのレッスンへおもむき、教師に教わります。
タンゴを習得するには、それなりに時間がかかります。
ある程度できるようになるまでにも、それなりに時間がかかります。
決して1回聞いただけではできるようにはなりません。
天才と呼ばれる方はできるかもしれないですが、99%一般人はそうではないはず。
ミロンゲーロを学ぶには辛抱としつこさ、忍耐が必要です。
焦っては逆効果です。
タンゴにはまる人たちは、ある程度できるようになっても
さらに極みに向けて修練を積んで
もっと上手に、もっと気分よく踊れるように努力をしています。
そこがハマる理由であるとも言いますが。
学習心理学はさておき、ミロンゲーロスタイルを学ぼうとする方のために、
「できる」ようになるための過程を書きます。
いったんできたものでもさらに上を目指してこの学習過程を繰り返します。
(学習心理学などでもっといい理論があるかもしれませんが、
これは私の教師経験から感じるものを書いています)
1: 知る
全く知らなかった動作の存在を知る段階。
2: 試行
やってみる段階。まだまだ失敗。うまく行かないことを認知。
3: 気づく
失敗していることに気づく。どこがうまく行かないのかに気づく。
4: 解る
どういった状態がうまく行った状態なのか気づく。
5: できる
うまく行かないのをどうやったらうまく行くかが解り、できるようになる。
特に、悪い癖を修正したい、という方には、次の学習過程を知るといいと思います。
1: 知る
教師などに指摘される段階
2: 試行
修正する段階。まだまだ修正できないことを認知。
3: 気づく
どういったときに修正できていないのかを気づく。
4: 解る
修正された状態がどのようなものかを気づく。
5: できる
自分で修正できるようになる。
注意ばっかりされていている場合、そこから何を注意されているかを知ると
学習が早まります。
逆に、何かを修正したいと思うなら、修正したい癖を知るところがスタートです。
____5
|
|
__4
|
_____3
|
__2
|
__1
こんな階段でしょうか、
個人それぞれ段差の高さや次の段までの距離は様々です。
諦めずに続けてください!
きっとすぐそこに段があります。
また、到達しても、さらに上の階段があります。
さらなる極みに向かって上っていってください!
教師は階段がそこにあることを示し、
階段の上り方、段がどこにあるかを示すことができます。
学んでいく生徒さんが上っていくのを助ける役。
辛抱強く見守ります。
何度でも同じことでも質問してください。
答えを与えない場合もあり、いつも同じ回答をするとは限りませんが
階段を上っていくという目的を達成するための
その状況、時期により適したアドバイスができればと思います。